どうしてキワモノ電化製品が登場するのか
「近未来の科学を予想するのは非常に難しい」という話はよく聞くが、キワモノ電化製品を見るとこれがよく分かる。
だって、来月登場しそうなデジタルグッズでさえ、想像を超えたものばかりなんですもの。
で、「これはいい」と思っても意外に普及しなかったりするから、これまた不思議なのですよ。
同じ写真を撮る道具でも、コンパクトデジタルカメラとデジタル一眼レフカメラは、まったく製品コンセプトの異なる製品だ。
筆記用具に例えるなら、ボールペンと万年筆、刃物に例えるなら十得ナイフと日本刀。
コンピュータでいえば、ノートPCとワークステーションという具合だろうか。
ほぼ同じ目的を持った道具でありながら、ハッキリと異なるジャンルの機器である。
一眼レフは、写真撮影そのものを楽しみたい人、または写真撮影を職業にする人のためのツールなのだ。
だから写ればいいってものじゃない。簡単に使えるからすごいってわけでもない。